情熱のカムアラウンド

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日本シリーズ第2戦を終えて

 日本シリーズを見終わって、ちょっと一服。

 

 山本昌選手は、またもや勝てませんでした。ベンチにさがった後の放心状態の顔が忘れられません。どんな思いが頭を駆け巡ったのでしょう。いや、何も考えられなかったのかもしれません。先に1点を取られ、味方が2点取り返すという試合展開は、2年前の日本シリーズ第6戦のときとあまりにも似た展開でした。今現在を闘っていながらも、心のどこかで過去の記憶とも闘ってるんじゃないかな。彼のピッチングを見ながら、そんな勝手な想像をしていました。次の登板の可能性は充分あります。気持ちを切り替えてもう一度頑張って欲しいです。

 

 そして個人的には、今日の試合を一番盛り上げてくれたのは、日本ハムの先発八木智哉選手ではないかと思っています。どんなピンチでも躍動感の失われない、それどころかますます躍動感の増すピッチングは、あっぱれの一言。気持ちの強い良いピッチャーですね。5回無死一、二塁の場面、素早いフィールディングからの三塁封殺で送りバントを阻止したプレーなんかは、今日のベストプレーではないでしょうか(送球を取った小笠原もね)。

 

 最後にもうひとつ。日本ハム田中賢介選手のバントが印象に残りました。プレーオフのときから思っていたんですが、とても綺麗だし、見ていてミスをしそうな気が全くしない。ほんと“きっちり”決めます。きっと、相当の練習を積んだんだろうなと思わせるバントです。改めていい選手だなあと思いました。

 

 今日の第2戦は第1戦より内容も見ごたえがあった気がしました。両チームとも少しずつ重圧から解放されてきてるみたいで、3戦目以降が楽しみになってきました。