情熱のカムアラウンド

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心の感じるままに。カーリングをメインに様々なスポーツを追いかけて。駆け出しスポーツライターの人生奮闘ブログ。

2015-01-01から1年間の記事一覧

記憶に残るリバーダンス 〜中国大会女子フリー〜

カーリングのアジアパンパシフィック選手権。LS北見頑張ってます。予選で前回覇者中国に連勝!! 韓国には連敗してしまったようですが…。上位2枠の世界選手権出場権に向けて頑張って欲しいです。男子のSC軽井沢は現在5勝1敗。女子に負けず男子も頑張って欲し…

関本賢太郎引退 代打の神様が見せてくれた「必死のパッチ」

今年のセリーグのクライマックスシリーズ。 広島戦の誤審がなければ、という人がいるのもごもっとも。 シーズンで負け越したチームがクライマックスシリーズに出場するのもどうかとも思う。 小学3年生から阪神ファンの私でも後ろめたさが多分にあった。 そ…

LS北見と北海道銀行 心が紡ぎだす氷上のドラマは新2強時代へ

9月20日の代表決定戦。ロコソラーレ北見(以下LS北見と表記)の声がよく出ている。北海道銀行フォルティウス(以下北海道銀行と表記)を終始押し続けていた。プレーも気迫も。 先月16 日より北海道常呂町で開催された、パシフィックアジアカーリング選手権…

熱戦にただただ感動 ラグビーW杯南アフリカ戦

別記事を書いている手が止まった。あまりの熱戦に眠気が覚めた。 場所はラグビー発祥の地イングランド。相手は世界ランク3位、過去優勝2回の南アフリカ。すごい事が起こっている。 南アフリカがリードすれば、すかさず日本が追いつく展開。スタジアムの空…

「死んでもいいと思ってやる」 宮下遥の強い決意

出場国の上位2チームに五輪出場権が与えられる今回のワールドカップバレーは、7試合を終えて6勝1敗で5チームが並ぶ熱戦。1敗同士で迎えた9月1日のセルビア戦、日本はフルセットの末に敗れ2敗目を喫しました。残り3戦のうち2戦は、日本(世界ランク4位…

日本に足りない「必死さ」と与えてしまった勇気

日本代表の記事を書こうとして、こんなにも気が重かったのは初めてな気がする。 たとえ日本代表がどんな時でも、書こうとすればそれに見合うだけの熱があった。ふがいない戦いをすれば、やるせない思いが私を突き動かしてくれた。残念な敗戦があれば、悔しさ…

ブームを文化にする第一歩は、「やってみたい」のハードルを下げる 〜なでしこ感動の受け皿〜

私が小学校4年生のクラス文集に書いた将来の夢は、「ラグビー選手になりたい」だった。明治大学出身の担任の先生がラグビーボールを持参して、興味を持ったクラスの子供達と昼休みの時間に遊んでくれた。ただ楽しいという感動からくる無垢な夢だったのだろ…

「勝てるチーム」か「負けないチーム」か

今から数時間後、準々決勝の先頭を切って、世界ランク1位にして優勝候補最右翼のドイツと世界ランク3位で前評判の高いフランスが激突する。間違いなく、準々決勝最高の好カードだ。一部には、事実上の決勝戦と言う声もある。 恥ずかしながら、今大会のフラ…

優勝候補のピーキング 「ピースがはまった」オランダ戦

「いつもハラハラ、ドキドキさせてすみません」 試合後に苦笑して語る佐々木則夫監督の表情は、予選よりも自信に満ちて見えました。そう見えたとしても仕方がないくらい、点差以上に会心の勝利でした。決勝トーナメント1回戦。なでしこジャパンはオランダを…

大儀見優季の「頑張り方」

「守備で貢献できない分、攻撃で貢献したい」 これは、別競技になるが、以前ある代表選手が世界大会前に発したコメント。このコメントを聞いた時、私は心中穏やかではなかったのを覚えている。 もし攻撃で貢献できなかったら、彼女は何をもってチームに貢献…

課題と収穫と勝ち点3〜対スイス戦〜

日本1−0スイス 得点はPKの1点のみ。全てが良かったわけではなく、また全てが悪かったわけでもない。そんなクオリティの中で勝ち点3を獲得できた。そう考えると、今後の日本にとっていい試合だったのではないでしょうか? 以前にもブログで触れさせていた…

「背中を見せる事」で澤穂希が送り続けるメッセージ

「背中を見せる事」で貢献できる選手というのは、特別な存在である。 WBC(ワールドベースボールクラシック)でイチローが見せた背中。日本代表で中山雅史が若手に見せ続けた背中。そんな背中を見せられて、何も感じない選手はまずいない。 なでしこジャパンに…

好事魔多し〜勝敗を分けた1ポイント〜

最終セット、1つのスマッシュミスが、試合の流れをがらりと変えた。 世界卓球2015女子ダブルス2回戦。「みうみま」こと平野美宇/伊藤美誠組と、リー・ジエ/リー・チェン組(オランダ/ポーランド)のカットマンダブルスの試合は、最終第7セットまでもつれこ…

打倒中国行きのチケットは彼女らが持っている〜世界卓球2015女子〜

打倒中国というより、打倒中国“まで”が遠い。 世界卓球2015の女子の戦いを見た素直な感想だ。 とにかくカットマンが多い。 カットマンというのは、相手の前進回転をかけたドライブボールやスマッシュボールに対して、後陣で下回転をかけて返球をする事を主戦…

福原愛の挑戦〜いよいよ世界卓球2015開幕〜

いよいよ今日、世界卓球2015が中国の蘇州で開幕します。昨年は団体戦でしたが、今年は個人戦(シングルス、ダブルス、混合ダブルス)での戦いです。 注目が集まっている、世界ランク5位の石川佳純のシングルス。「みうみまコンビ」で有名になった平野美宇/…

「神の左」を生む、高速の寄せ

私事ではあるが、数年前から情けない身体を少しでも改善しようと、フィットネスジムで汗を流している。昨日も、いつものように筋トレを終えると、1時間のランニングマシーン。最近は膝の具合が思わしくないので、ランニングは控えて早めのスピードでウォー…

確かな手応えと痛感したあと一歩〜カーリング女子世界選手権総括〜

4月に入り、プロ野球、Jリーグはすっかりシーズンイン。夏期競技はリオデジャネイロ五輪を来年にひかえ、いよいよ五輪出場を意識した戦いが本格的に始動します。寒の戻りが長引いていますが、この寒さも落ち着けば、スポーツ観戦には優しい季節になってきま…

スイスの勢いとカナダの意地〜カーリング女子世界選手権決勝〜

第6エンド終了時 スイス4−0カナダ 勝負あったか、と思った。 大会最終日、スイスとカナダの決勝戦。今大会3回目となる両者の対戦。過去2試合はスイスの勝利。とはいえ、ソチ五輪金メダルにして世界ランク1位の王者カナダが、同じ相手に3度負ける姿は…

スキップの重圧〜カーリング女子世界選手権4〜6日目〜

やはり、世界ランク1位カナダは強い。完全な力負けだった。 大会6日目10試合目となるカナダ戦、5−8で敗れた日本は1試合を残して予選敗退が決まった。 悔しいというより相手が見事というしかない。日本はよく食らいついたが、カナダの安定感抜群のショッ…

悔しい涙〜カーリング女子世界選手権4日目アメリカ戦〜

思わず涙があふれてきた。 今日の午前、6試合目となるアメリカ戦の第8エンドを終えて、サード吉村選手は何度も右手で涙を拭った。 大会3日目となる昨日、日本は世界ランクで格下となるノルウェー、フィンランドに連勝し通算成績4勝1敗。しかし試合後、…

作戦ズバリ! 誘引のセンターガード〜カーリング女子世界選手権2日目スコットランド戦〜

最終第10エンド、スコットランドのスキップ、ミュアヘッド選手のラストショット。直前に投げた小笠原選手のストーンがひときわ大きく見える。 んっ? 強い! 止まらない!! ミュアヘッド選手の1点を狙ったドローショットは長くなり、日本のナンバー1ストーン…

自分を信じて、仲間を信じて〜カーリング女子世界選手権2日目〜

「自分を信じて、仲間を信じて、きちんと私が決めるぞという気持ちで臨みました(小笠原選手)」 カーリング女子世界選手権2日目。日本チームは世界ランク2位の強豪スウェーデンを6−5で倒し、今大会初勝利をあげ、通算成績を1勝1敗のタイに戻した。 「何…

「悪くはなかった」からの脱却を〜ACL初戦〜

2/24 ガンバ大阪0-2広州富力(中国) 全北現代(韓国)0-0柏レイソル 2/25 浦和レッズ1-2水原三星(韓国) 鹿島アントラーズ1-3ウエスタンシドニー(オーストラリア) ACL(アジアチャンピオンズリーグ)の初戦、日本の4チームは苦しいスタートを切った。 2…

ドルトムントが香川を救い、香川がドルトムントを救う日

やはり、香川真司とドルトムントの関係は特別なのだなと改めて感じます。 例え、マンUで不遇の時を過ごし、ドルトムントに戻って結果の出ない日々が続いていたとしても。 かつて、ドルトムントのブンデスリーガ2連覇に、大きく貢献した香川。香川を、名将フ…

今こそ日本代表の日本化を考えよう

日本がUAE戦に敗れた1月23日から8日後。就任からわずか約半年でアギーレは日本を去った。たった数日前までアジアカップの検証や日本代表の問題点を議論していたメディアは、今や次期代表監督は誰か? という話題で持ち切りだ。少し似ている。舌の根も乾かぬ…