情熱のカムアラウンド

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心の感じるままに。カーリングをメインに様々なスポーツを追いかけて。駆け出しスポーツライターの人生奮闘ブログ。

スポナビファンブログ時代の書きもの

ポジティブに自信を持って 〜カーリング平昌五輪女子日本代表決定戦第2戦〜

第1戦(9/8 13:00〜) LS北見1勝 中部電力 00100000×× 1 LS北見 11001411×× 9 (8エンド終了時コンシード) ※「コンシード」はギブアップのこと 第2戦(9/9 9:00〜) 中部電力1勝 LS北見 0100200110 5 中部電力 1013001…

中部電力の快勝劇から見える勝利を呼び込むリードの存在感 〜カーリング日本選手権前半戦〜

平昌五輪の出場権をかけるカーリング日本選手権が月曜日から始まっている。驚いたのは、昨年まで決勝のみの放送だったテレビ中継が予選初日からあること。予選最終日の金曜日を除き、毎日2試合ずつの放送がNHKBSで組まれている。五輪代表権のかかる五輪前年…

軽井沢国際カーリング選手権終了 〜結果と感想と今後の展望など〜

まずは、軽井沢国際カーリング選手権の最終日の結果です。 【男子】 準決勝 スコットランド(チームBrewster) 7−6 カナダ スコットランド(チームMurdoch) 7−2 SC軽井沢 決勝 スコットランド(チームBrewster) 4−3 スコットランド(チームMurdoch) 3位決…

軽井沢国際カーリング選手権3日目までの結果 〜今シーズンの国内女子は混戦模様? 〜

軽井沢国際カーリング選手権は3日目を終え、最終日を残すのみとなりました。 前回のブログで、今大会に注目する理由を、 「平昌五輪代表権争いを占う前哨戦となる大会」と書きました。 それは、平昌五輪代表選考対象の日本選手権前に国内有力チームが集まる…

軽井沢国際カーリング選手権開幕 〜Road to 平昌の前哨戦〜

15日から、軽井沢アイスパークで軽井沢国際カーリング選手権が開催されました。参加チームは、男女それぞれ15チーム。国内の有名チームだけでなく、海外からも強豪チームが参加し、最終日の18日までの4日間熱戦が繰り広げられます。 個人的な都合で現地観戦…

一段階引き上がった攻守の切り替え 〜サウジ戦雑感〜

昨日、友人からLINEメールが届きました。 「手短でいいので伺いたい。サウジ戦の総評は如何に? 原口のハードワークが光っていたよね?」 勝手に“執筆依頼”と受け取って書き始めました。単なる感想になるのは覚悟の上で。 結論から言ってしまうと、最終予選の…

今さらながら日本シリーズ雑感 〜打たれる3割より、抑える7割〜

カブスがヤギの呪いを解いて108年ぶりの頂点へ。 最終第7戦までもつれ込んだ海の向こうのワールドシリーズは、カブスが68年ぶりの頂点を目指すインディアンスを延長戦の末に8−7で降した。プレーオフ絶好調だったインディアンスの中継ぎ左腕ミラーが追加点…

鈴木尚広引退 〜「イヤだな」と思わせてくれた稀代のスペシャリスト〜

どんなファンでも、出てくるだけで「イヤだな」と感じてしまう敵チームの選手がいる。 阪神ファンの僕が、軽く振り返って今思い浮かんだのは、 クライマックスシリーズ、チャンスで打席に入るホークスの内川聖一。 少し前だと、試合終盤にセットアッパーでマ…

勝敗ではなく、試合内容に興奮したい

今月14日、卓球の平野美宇選手が、中国のトップ選手が集まる中国スーパーリーグへ参戦するため日本を発った。彼女は先日、卓球のW杯で日本人初、しかもW杯史上最年少となる16歳での優勝。中国勢が不参加だったこともあるけれど、準決勝、決勝は共に世界ラン…

リアル二刀流はモチベーションを上げるスイッチ 〜栗山監督のモチベーターぶりに思う〜

一昨日、北海道日本ハムファイターズが4年ぶりのリーグ優勝を決めた。 家に帰ってきた時、試合はすでに8回裏途中。まずは、1−0というスコアを確認。そしてアナウンサーの言葉で、大谷翔平がここまでヒット1本15奪三振の快投を見せていることを知った。今シ…

無風状態では当確ランプはつけられない 注視したい守護神達の奮起

「最終予選では1つのミスが命取りになるというのは、もちろんわかっていたが、起こってしまった」 (UAE戦後の長谷部誠のインタビューより) W杯最終予選では1つのミスが命取りになる。その意識が実感に変わったのが、まだ9試合も残している初戦だったのは…

UAE戦で見た光景 〜少なき競争の代償〜

日本が1-2で敗戦したUAE戦を見てから数時間後の深夜、サウジアラビア対タイの試合を見た。 ホームのサウジアラビアは、ボールを保持しても特筆する怖さを感じなかった。タイの守りは、ブロックは作っていたがボールを奪い取る迫力はなかった。ただ、タイの攻…

土居美咲 グッドルーザーからの卒業、そして新たな挑戦へ

リオ五輪が終わって1週間。早くも年間4大大会のラスト、全米オープンテニスが開幕。選手の疲労は大丈夫だろうかと心配してしまう程、かなりタイトなスケジュールだ。 今大会、女子シングルスで土居美咲は第30シード。4大大会初のシードで大会に臨む。 思い…

足りなかったチームの一体感と繊細すぎたAパスありきのコンセプト 〜リオオリンピック 女子バレーボール〜

オリンピックはメダルを取ったか否かが全てではありません。 メダル獲得数が過去最高となったリオオリンピック。団体球技は苦戦したという見方もありますが、健闘ぶりも目立ちました。 32年ぶりに出場した水球男子は、初戦の世界選手権3位のギリシャをあと…

〈リオオリンピックを振り返って〉 濃密な刹那 三宅宏実の「不思議な3本目」

リオオリンピックもいよいよ閉会まであと少し。みなさんはどんなシーンが印象に残っていますか? これから、リオオリンピックを振り返って印象に残ったシーンや感じたことをいくつか書いていこうと思います。 今回紹介するのは、前半戦で一番印象に残っている…

メダルをたぐり寄せた好ダブルス 〜卓球男子団体準決勝ドイツ戦〜

卓球男子団体準決勝、日本は3−1でドイツを降し、銀メダル以上を確定させた。 ロンドン五輪で女子団体が銀メダルを獲得してから4年。4年の時を経て、男子卓球は女子に追いついた。 日本0−1ドイツで迎えた第2試合で登場したエースの水谷隼は、シングルス…

出てこい、男子五輪代表の“澤穂希” 〜リオ五輪サッカー ナイジェリア戦〜

4−5 予想外のスコアだった。 しかし、実際に試合を見てみるとそれほどの驚きはない。 日本には失点されるだけの甘さがあった。ナイジェリアには得点されるだけの緩さがあった。 DF陣が敗因のやり玉に挙げられている。 それよりも気になったこと。 この試合…

リオ五輪開幕、その前に伝えておきたいこと

いよいよリオ五輪開幕目前。開会式は、日本時間8月6日の朝。現地入りした各競技の代表選手達のニュースが続々と届くなか、男子サッカーは一足先にスタートしました。 多くの競技で日本選手の活躍が期待されるなか、卓球はメダル獲得が期待される競技の1つ。…

全英オープンのステンソンとミケルソンのマッチレースに思う 〜スポーツの境界線〜

深夜、何気なく見始めたつもりが最後まで見届けていた。 ゴルフの全英オープン最終日、ヘンリク・ステンソンとフィル・ミケルソンのマッチレース。 全英オープンは、マスターズ・全米オープン・全米プロゴルフと並ぶ4大メジャーの1つで、最も歴史あるトー…

爪を研ぐ者

私事だが、10日ほど前に語学試験があった。学生時代に培った一夜漬け根性よろしく勉強に追われていたのだが、おかげで録画していたスポーツ番組が随分と溜まった。不合格の失意に浸る間もなく、録り溜めていた番組を視聴していく。なでしこのアメリカ遠征、…

タイが日本に残してくれたもの 〜女子バレーボール五輪世界最終予選〜

少し予想外なことが起きすぎて、困惑した。 先日まで開催されていた、女子バレーボール五輪世界最終予選。日本代表は全体の3位、アジア出場国中1位の成績でリオ五輪出場権を決めた。 五輪出場権が与えられるのは、アジアで最も成績の良かった1チームと、…

細すぎる入江陵介の足

北島康介の出場した100m平泳ぎ決勝と同日の4月5日。100m背泳ぎの予選に出てきた入江陵介に違和感を覚えた。 「えっ! 足が細すぎる! 」 選手のアナウンスが流れて、スタートまでのインターバルの映像。その組のどの選手よりも入江陵介の足がすらっとしてい…

メダルの扉開けた! 実力キラリ! 3拍子揃った高次元のセカンド鈴木夕湖

同じ氷上の戦いでも、ここまで違うのかと思い知らされました。 先週末まで行われていた世界フィギュアと、その1週間前のカーリング女子世界選手権。その報道量の差。とはいえ、その量の差にケチをつけるつもりは、毛頭ありません。フィギュアスケートとカー…

コミュニケーションが生み出す、接戦に身を置く覚悟 〜カーリング女子世界選手権〜

◯7−5フィンランド⑬ ◯10−3イタリア⑫ ◯6−1ロシア⑤ ●4−11デンマーク⑦ ◯6−5韓国⑩ ●4−7スイス② ◯8−4スウェーデン③ ◯8−1ドイツ⑪ ◯7−5アメリカ⑧ ※丸囲みの数字は世界ランキング(日本は世界ランキング9位) 現在、カナダで行われているカーリング女子…

LS北見を支えた「和」&「酔えぬ勝利の美酒」SC軽井沢クラブ 〜日本カーリング選手権決勝〜

女子決勝 富士急 010002020× 5 LS北見 103210101× 9 「頑張ってきて良かったですね! おめでとうございます! 」 表彰式後、多くの人達で混み合っているロビーの通路。時折立ち止まって挨拶をしながら選手控室に向かう、LS北見のサード吉…

「小笠原さんに勝ちたかった」闘将西室淳子のスイープ 〜日本カーリング選手権7日目②〜

※ 前回記事『プレーオフ、そして激闘の準決勝へ 〜日本カーリング選手権7日目①〜』の続きです。 第8エンド。両チームのサードが、ともにガードストーンをギリギリで通過するショットの応酬を見せる。富士急のサード栁澤選手も、北海道銀行のサード吉村選手…

プレーオフ、そして激闘の準決勝へ 〜日本カーリング選手権7日目①〜

生で試合を観ないとわからない空気があって、TV中継には映らないシーンがある。 そして、TV中継で見ることのできない名勝負に立ち会えることを、改めて思い知らされた。5日目のチーム軽井沢の中嶋星奈のラストショットもそう。そして、今大会で一番記憶に残…

日本カーリング選手権決勝を前に、TV観戦の予備知識まとめてみました

大会7日目。 午前中のプレーオフ初戦で、LS北見に敗れた北海道銀行。午後の準決勝でも、予選4位から勝ち上がった富士急にエキストラエンドの末、敗れてしまった。決勝で、LS北見と北海道銀行の戦いが見られないのは残念ではあるが、富士急は見事な戦いだっ…

2強時代の片隅で芽吹く新世代の息吹 〜日本カーリング選手権中盤戦より〜

「おー、決めたよー! 」 観客席からその試合一番の歓声が上がった。 「俺達だったら、絶対あれだけど、女子では中々やらないよ! 」 ユーストリームの放送席、大会関係者、そして試合終盤を見守っていたSC軽井沢クラブの選手から感嘆の言葉がもれた。 その感…

カーリング通の観客と地元青森県協会の奮闘 〜日本カーリング選手権序盤から〜

今日は早くも大会5日目。 泣き言のようだが、試合を観ているとまったく記事を書くのが追いつかない。予選リーグは1日4セット(1,3セット女子、2,4セット男子)行われるのだが、朝1番の試合は、8時30分から。でもって、最後の試合終了は22時をゆうに越…